ようやく今季初勝利も…日ハム斎藤佑がCS登板“当確”の理由

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 日本ハム斎藤佑樹(27)が16日のロッテ戦に先発。6回5安打1失点の好投で今季初勝利を飾った。

 8月22日以来、約3週間ぶりの一軍マウンドだったが、この日は低めにボールを集め、課題だった大量失点につながる長打も「ゼロ」。試合前、「一度使って先の戦い(CS)で投げられるようになればうれしい」と語っていた栗山監督の期待に応えた。

 そうはいっても、ようやく今季初勝利。いくら栗山監督といえども、たった1回の好投で斎藤をCSの戦力に計算するはずがない。と思ったら、首脳陣は先発も考えているというからビックリだ。「チームのエース、大谷翔平のためです」とはチーム関係者。

 大谷は今季、ソフトバンクと相性が悪く、計4試合で1勝2敗、防御率6.58で19失点と散々。チームが順調にCS第1ステージを突破しても、ファイナルステージでソフトバンクの返り討ちに遭う可能性がある。そこで、“スパイス”として斎藤を加えるというのだ。前出の関係者が言う。

「意外かもしれませんが、佑ちゃん(斎藤)はソフトバンクと相性がよく、昨年は1試合の登板ながら、5回1失点の好投。今季も中継ぎで1度登板し、無失点に抑えている。強振する打者が多いソフトバンク打線には佑ちゃんの『ノラリクラリ投法』が効果的という声がありますから。そこで、斎藤に相手打線を幻惑させたうえで、160キロの大谷をぶつける構想を持っている。栗山監督は圧倒的な戦力を誇るソフトバンクに真っ向勝負を挑んでも勝てないと思っている。今回わざわざ大谷の登板日の前日に佑ちゃんを入れたのは、CSを見据えたテストでしょう」

 CSの斎藤佑の役割はあくまで大谷の「露払い」。「勝ててなかったので今日は何としても勝ちたかった。チームに勢いをつけたいと考えていたので」と試合後に話した本人はわかっていないだろうが……。

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